それを通り越すと、将棋が持つ幾何学的な美しさ、歴史と伝統と複雑さを兼ね備えた抗いがたい魅力に捕われていくのです。そしてアプローチが困難な世界であればあるほど、絡まった糸を一つ一つほぐしていくように将棋の世界を探求せずにはいられなくなるのです。私はすでに、2009年上旬には青野照市九段著 A Guide to Shogi Openings を読破しておりました。将棋に対する関心が高まる一方で、英語の出版物が乏しかったため、私はまさにプロのアドヴァイスなるものを欲しておりました。そしてついに2009年11月堀口七段に弟子入りすることになりました。堀口氏は有名な棋士且つ教師であり、更に英語にご堪能でいらしたからです。初回のレッスンでは将棋のマナーについてご指導いただきました。特に対局の前と後の挨拶の仕方そして将棋盤上での駒の進め方についてです。それを習得して後、より難しいトレーニングに入ってゆきます。
将棋世界10月号に、今年のヨーロッパ選手権戦の記事が載りましたが、その決勝の棋譜を理事の世良がデータの形してくれましたので、ネット上で再現できるようにしてみました。先手はドイツの Boris Mirnik さん、後手がフランスの Jean Fortin さんです。Fortin さんが勝ってヨーロッパ選手権を3連覇することになりました。世良によれば”「駒得には目もくれない緩みない寄せ」が 印象に残りました”とのことです。ご鑑賞ください。
A リーグ 参加者がトロフィーを目指しましたがErdenebaatarさんが自分の弟子のBatbayarさんに負けて、Batbayarさんが15歳のBayarmaa(女の子)に負けてこのBayarmaaはErdenebaatarさんに負けて3人とも6勝しました。レーティングを数えたりして優勝者を決めるのが普通ですけど今回初めてであまり微妙だから3人とも優勝者にしようという城所大使の意見が出てきてみんな楽しく賛成してました。トロフィーを3人で交代で1年持ちます。金メダルは3人とも受けます。
米国のミシシッピ州で将棋を広めているチェスのコーチの Michael Stewartさんに、将棋の盤駒を6セット(ビニール版とプラスチック駒)寄贈しました。郵送料を節約するため、2個口の小口包装物にして同時に船便で送りました。最初の一箱がついてから、残りの一箱が着くまでに間があき、気を揉みましたが、Stewart さんより2個目の小包が届いたの連絡があり、
”I want to thank you very much!!! This will be a big help to our goal of making Shogi grow here in the south.”(とても感謝しているのを伝えたい。南部で将棋を広める目標にとって大きな助けとなる)
とのメッセージをもらいましたので、ご報告いたします。
簡単に、ミシシッピ州のチェスコーチ Stewart さんに盤駒を寄贈するにいたるまでを説明します。
2009年の7月に当会の寺尾理事が、PlayOK を通じて Stewart さんとやりとりを始めたのが最初でした。PlayOK は、将棋を含む様々なボードゲームやカードゲームをリアルタイムで対戦できるインターネット上の多言語対応の対戦サイトです。何度かメールを交わすうちに、Stewart さんが、同地でチェスコーチを職業としており、彼の地元でチェスクラブを作ったり、また学校の生徒にチェスを教えたりしている人ということがわかりました。さらに彼は2008年から将棋を指すようになり、それをチェスの生徒に教えたところ、非常に喜ばれたとのことです。彼の書いているところによれば、将棋を覚えたチェスの教え子は、将棋を覚える前と比べると、チェスのルックとビショップ(それぞれ将棋の飛車と角の動きと同じ駒)の使い方がうまくなり、将棋が教え子のチェスの実力アップにも役に立っているとのことです。
Stewart さんから送られてきた、地元の大人用の将棋クラブ - DeSoto Shogi Club の第1回の将棋選手権の写真を披露します。7月18日に大会は行われたとのことです。大人用のクラブとのことですが、子どもも楽しんでいる様子がわかります。一番下の写真の、動ける方向が矢印で示されている駒は、英国の将棋普及家 George Hodges さんから Stewart さんが頒布をうけたものとのことです。
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